相模原市南区相模大野リトミック教室 生演奏が育む「聴く力」と「集中力」―心と耳を育てるリトミックレッスン
こんにちは。相模大野リトミック教室、講師のはらだともえです。
当教室のリトミックレッスンでは、グランドピアノによる本物の生演奏にあわせて、子どもたちが体を動かしたり、歌を歌ったり、自由に表現したりします。
この「生の音楽」と触れ合う時間は、音楽的な感性を育てるだけでなく、子どもたちの集中力や聴く力を伸ばすうえでも、とても大切な時間です。
生の音だからこそ、耳と心が育つ
録音された音楽にはない、生演奏ならではの特徴があります。
それは、その場で変化する音の強弱やテンポ、響きを全身で感じられるということです。
たとえば、ピアノの音がだんだん大きくなってきた、少し速くなった、音が止まりそう——そんな微妙な変化に、子どもたちは耳を澄ませ、身体で受け取りながら動いていきます。
この「今ここで鳴っている音」をしっかり聴く経験の積み重ねが、自然と集中力や反応力を養うことにつながります。
音楽を「ただ聞く」のではなく、「どう動こうかな?」「止まった!」と音に対して能動的に反応する姿勢が身につくのです。
音楽に合わせて感じて動く、心が育つレッスン
レッスンでは、季節にちなんだテーマや動きを取り入れながら、音楽の世界を体感していきます。
たとえば、梅雨の時期には「カタツムリになってゆっくり歩こう」「雨の音がピアノから聞こえてきたね」といったイメージ遊びを行います。
ピアノが「ピタッ」と急に止まるとき、子どもたちは一瞬も見逃さずに止まろうと、じっと耳を澄まし、集中します。
このような即時反応の力を育てることができるのは、毎回変化があるライブの演奏だからこそ。
CDや録音された音源のように毎回同じではないからこそ、「次はどうなるの?」というワクワク感とともに、音に対して自然に注意を向けるようになるのです。
見て、感じて、まねる力も育まれる
生演奏の良さは、聴覚だけではありません。
実際に目の前で先生がピアノを演奏している姿を見ることで、子どもたちの中に「やってみたい!」という気持ちが芽生えます。
先生の指の動きや手の形をじっと観察して、家に帰ってからまねをしてみる。
それは立派な第一歩です。
保護者の方からも、こんな嬉しい感想をいただいています。
保護者の方の声:
「家にあるアンパンマンのピアノを、これまでは両手でガンガン弾いていたのですが、最近は先生の弾く姿を見ているからか、1本指で鍵盤をそっと押しているのを見て驚きました。
先週のレッスン後は、おうちでずっとミニピアノを弾いていて、久しぶりのリトミックがとても良い刺激になったようです!」
このように、レッスンでの体験がそのままお子さまの日常につながり、音楽への興味や関心を自然に広げていきます。
音楽が「特別なもの」ではなく、「日常の中にある楽しいもの」として根付いていく――それが、私たちが目指すリトミックです。
「聴く」から「感じる」へ、そして「表現する」へ
リトミックは、音楽教育の入り口であると同時に、心と身体、そして五感を使って「表現する力」を育てる教育でもあります。
音に反応し、思ったように体を動かす。
その積み重ねがやがて、リズム感、表現力、そして音楽的理解へとつながっていきます。
また、レッスンの中ではピアノの音だけでなく、鈴やタンバリン、カスタネットなどの小物楽器も使いながら、さまざまな音に触れていきます。
音の高低、長さ、強弱など、音楽の基本的な要素を「体験」しながら自然と覚えていけるのが、リトミックの大きな魅力です。
音楽との出会いを、心に残る体験に
生のピアノの音に包まれて、先生やお友だちと一緒に動いたり、感じたりする時間は、お子さまにとってかけがえのない「音楽との出会いの瞬間」です。
「なんだか楽しかった!」
「またやってみたい!」
そんな小さな気持ちが、音楽を好きになる最初のステップです。
ピアノを習う前の段階でも、音楽を身近に感じ、楽しむ力を育むことができます。
「耳を育てたい」「集中力を身につけてほしい」「音楽が好きになってくれたら嬉しい」――
そんな思いをお持ちの保護者の皆さま、ぜひ一度、生の音楽が広がるリトミックレッスンを体験してみませんか?
きっとお子さまの中に、新しい芽が生まれる瞬間に出会えるはずです。