相模大野うた・ボーカル教室 童謡コンクールへの挑戦
こんにちは。声楽講師のさくらいりょうたです。
現在、年長の生徒さんが童謡コンクールの予選を見事に通過し、本選に向けて日々練習に励んでいます。
幼児期にコンクールへ挑戦することは、単に結果を求めるだけでなく、人前で表現する経験を積んだり、一つの楽曲と丁寧に向き合ったりする貴重な機会になると感じています。

レッスンでは、音程やリズムといった基礎的な歌唱技術の習得はもちろんのこと、歌詞の意味をしっかりと理解し、「どのような気持ちで歌うのか」を大切にしています。
ただ正しく歌うだけではなく、聴いている人の心に自然と情景や感情が伝わる歌を目指し、表現力を育てていきます。
歌において最も大切なのは、言葉を大事に扱い、その一つひとつを丁寧に届けることです。
特に幼い生徒さんの場合、発音や言葉の明瞭さは、歌の印象を大きく左右します。
そのため、コンクールに向けた練習では、無理のない発声を心がけながら、聞き取りやすく、心に届く歌声になるよう、細やかに指導しています。

練習の中では、思うように歌えず悔しそうな表情を見せる場面もあります。
しかし、そのたびに気持ちを切り替え、「もう一度やってみる」と前向きに挑戦する姿がとても印象的です。
できなかったことが少しずつできるようになり、その積み重ねが自信へとつながっていく様子は、まさに成長の過程そのものです。
こうした経験は、今この時期だからこそ味わえる、かけがえのないものだと思います。
今回、生徒さんのお母様からも温かいご感想をいただきました。
この度、こども童謡コンクールに参加することになりました。
予選の課題曲『夕焼け小焼け』は、最初はあまり馴染みがなく、練習にも積極的ではありませんでした。
しかし、『本選では自分の好きな曲を歌える』という目標ができたことで、次第に意欲が高まっていきました。
動画を一緒に見返しながら、『ここがもう少し良くなるね』と自分で気づくようになり、『もう一回やりたい』と前向きに取り組む姿が見られるようになりました。
短い期間の中でも、確実に成長していく姿に驚きと頼もしさを感じています。
子どもと一緒に歌を楽しみ、同じ目標に向かって努力する時間は、とても貴重で大切なものだと感じています。
また、頑張りを認めて褒める機会が増えたことも嬉しい変化です。
日常の中に音楽があることで、大人にとっても癒しの時間となっています。
本選では、本人が大好きな『さんぽ』を歌います。元気いっぱいの雰囲気が娘にぴったりなので、本番を楽しみにしています。
このように、ご家庭でも音楽を通してお子さまの成長を見守っていただけることは、指導者としても大変嬉しく思います。
コンクールという舞台は、結果だけでなく、そこに向かう過程にこそ大きな価値があります。
挑戦する中で得られる経験や気づき、努力を重ねる力は、音楽だけでなく、これからのさまざまな場面で生きていく大切な力になります。
今後も、一人ひとりのペースを大切にしながら、それぞれの目標に向かって安心して挑戦できる環境を整え、温かく見守りながらサポートしてまいります。
今回の経験が、生徒さんの自信や達成感へとつながり、これからの新たなチャレンジへ踏み出す力となることを願っています。
