相模原市南区ピアノ教室 自分の力で楽譜が読めるようになる「音読み力」を育てるレッスン
こんにちは。相模原市南区のピアノ教室講師、はらだともえです。
当教室では、生徒さん一人ひとりが「自分の力で音符を読めるようになる」ことを大切にしたレッスンを行っています。
ピアノを弾く力はもちろん大切ですが、それと同じくらい重要なのが「読む力」、つまり楽譜を見て音を理解する力です。
楽譜を自力で読むことができるようになると、新しい曲に出会ったときも「自分で読んでみよう」「ちょっと弾いてみよう」と主体的に音楽に向き合えるようになります。
そうした小さな挑戦の積み重ねが、音楽をもっと楽しく、もっと深く感じる力へとつながっていくのです。
音読み力はすぐには育ちません
だからこそ「段階的に・確実に」
楽譜を読む力は、一朝一夕で身につくものではありません。
特に、ピアノを始めたばかりのお子さまにとっては、五線譜に書かれた音符の意味を理解すること自体が、難しいことに感じられるかもしれません。
そこで当教室では、音読み力を「段階的に育てていく」カリキュラムを用意しています。
最初のステップでは、五線の「線」と「間」の違いや、音符の位置と音の名前を視覚的に覚えるところからスタートします。
シール貼りから始まる、楽しい音読みレッスン
最初の練習では、ノートに書かれた五線の上に、音名（A、B、Cなど）が書かれた小さなシールを貼る作業を行います。
「Aは間にあるね」「Bは線の上だよ」などと声に出しながらシールを貼っていくことで、視覚的にも聴覚的にも音の位置を覚えていくことができます。
この練習は、音読みがまったく初めての生徒さんでも無理なく取り組める、とても大切な導入です。
はじめはごく少ない数の音だけを使い、慣れてきたら少しずつ範囲を広げていくことで、最終的にはト音記号・ヘ音記号の両方の音域を自然に身につけられるようにします。
カードを使って「音当てクイズ」
楽しみながら反復練習
ノートでのシール練習に慣れてきたら、次はフラッシュカードを使ってのマッチングにチャレンジします。
カードにはさまざまな音符が書かれていて、それを見て「これは何の音かな？」と考えるゲームのような形式です。
「これはト音記号で、線の2本目だから…Gだ！」といった具合に、観察して答えを導き出していきます。
このとき大切にしているのは、答えを急がせることではなく、じっくりと五線の中の情報を読み取ってもらうこと。
「線かな？間かな？」「記号はト音記号？ヘ音記号？」と問いかけながら、自然と譜面を見る目を養っていきます。
繰り返し取り組むうちに、次第にカードやノートを見なくても、パッと譜面を見ただけで「この音はCだな」と反応できるようになっていきます。
この「自分で気づいて正解を導く経験」が、読譜への自信と楽しさを支える柱になるのです。
おうちでもできる！ご家庭との連携も大切に
ある保護者の方から、こんなご感想をいただきました。
お家でも、レッスンと同じようにカードとノートを使って音読みの練習をしています。
娘は時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に何の音か調べていました。
このように、ご家庭でもレッスンと同じような方法で復習していただくと、より一層力がついていきます。
レッスン中にお伝えしている練習方法は、どれも特別な教材や設備を必要とせず、シンプルで繰り返しやすいものばかりです。
「読めた！」という喜びを日常の中でも感じられるようにすることで、生徒さんのやる気もどんどん育っていきます。
読む力は、弾く力の土台
楽譜が読めるようになると、ピアノを弾くときの不安が減り、演奏そのものを楽しむ余裕が生まれてきます。
読譜力は、ピアノの演奏技術や表現力と同じくらい大切な「音楽の基礎力」です。
当教室では、一人ひとりのペースに合わせながら、こうした力を時間をかけて丁寧に育てていくことを大切にしています。
「すぐにできるようになる」ことを求めるのではなく、「自分でできるようになった」という実感を積み重ねていく。
その経験こそが、生徒さんにとっての本当の自信となり、音楽を長く楽しんでいく土台になっていくのです。
ご不明な点やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
お子さまが「楽譜が読める！」「自分で弾ける！」という感動を味わえるよう、全力でサポートしてまいります。