相模大野子どものうた・ボーカルレッスン 〜まねっこ遊びで楽しく学ぼう〜
こんにちは。相模大野で声楽(うた)のレッスンを行っている、講師のさくらいりょうたです。
先月からレッスンをスタートしたTちゃんとの楽しい時間についてご紹介したいと思います。
Tちゃんはまだ歌を始めたばかりですが、子どもにとって大切なのは「楽しく」「たくさん」まねっこをすること。
歌うことの基礎となる音感や発声の土台は、この模倣の繰り返しによって自然と身についていくのです。
レッスンでは、動物の鳴き声や身の回りの声をまねっこする遊びから始めます。
たとえば、猫の「にゃー」、ネズミの「ちゅーちゅー」、ママが電話に出るときの「はい、もしもし?」といった、子どもたちにも親しみやすい音を題材にしています。
遊び感覚で声を出しながら、実は歌うために必要な顔まわりの筋肉や、頭に響かせて声を出す「頭声発声」の感覚を身につけているのです。
この「まねっこ遊び」には、歌の技術だけでなく、想像力を育てるという大きな目的もあります。
たとえば、「ネコの声を出してみよう」と言っても、本物のネコになりきるには想像力が必要です。
その想像が歌声に反映されることで、表現力のある豊かな声が育っていきます。
子どもたちは、楽しみながら自分の声のさまざまな可能性に気づき、「もっと歌いたい!」「こんな声も出せるんだ!」とどんどん歌に夢中になっていきます。
レッスンの中盤では、鉄琴を使って音の高低を感じる活動も取り入れています。
私が鉄琴を鳴らしながら短いメロディーを歌い、それをTちゃんが真似して歌うというスタイルです。
鉄琴は音が高い順に並んでいるので、子どもたちは「この音は高い」「これは低い」と視覚的にも理解しやすく、音程の感覚を自然と身につけることができます。
最初は目で音の高さを追いかけるだけでも十分ですが、繰り返すうちに耳で聞いた音の高低を感じ取れるようになっていきます。
そしてレッスンの最後には、Tちゃんが大好きなディズニーソングを一緒に歌いました。
知っている曲を歌う時間は、子どもにとって何よりのご褒美です。
歌詞の意味を理解しながら、好きなフレーズを繰り返し歌うことで、自然と発音も滑らかになり、リズム感や表現力も磨かれていきます。
このように、レッスンでは「たくさん聞いて、たくさんまねる」ことを大切にしています。
声は楽器と違って外から見えないので、「どうやって出しているのか」が目に見えづらい分、想像力が必要になります。
「先生の声ってどんなふうに出てるんだろう?」とイメージを膨らませながら、少しずつ自分の声を重ねていく作業なのです。
私自身、子どもたちが声を出すときに想像しやすいような言葉やイメージを、日々研究しています。
「ネズミの声で細く高い音を出してみよう」「風船がふわっと浮かぶような声にしてみて」など、子どもたちが楽しく想像しながら声を出せるような工夫を重ねています。
この「想像力」は、音楽の場面に限らず、日常生活でも大いに役立つ力です。
相手の気持ちを思いやること、何かを創造すること、目に見えないものを感じ取る力——それらはすべて、豊かな想像力によって支えられています。
だからこそ、私は歌のレッスンを通じて、声や音楽の技術だけでなく、子どもたちの内面的な力も育んでいきたいと考えています。
相模大野の声楽(うた)コースでは、お子さんはもちろん、大人やシニアの方まで、幅広い年代の方々にレッスンを行っています。初心者の方もご安心ください。
発声の基礎指導から、楽譜の読み方、表現力のトレーニングまで、生徒さん一人ひとりの目標や興味に合わせて、レッスンを丁寧にカスタマイズしています。
「歌が好き」「もっと上手に歌いたい」「声を出すのが気持ちいい」——そんな気持ちがあれば、どなたでも大歓迎です。
ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。音楽の楽しさを、私と一緒に感じてみませんか?
皆さんにお会いできるのを、心より楽しみにしています。