相模大野ピアノ教室 大人の発表会 〜これからの目標が見えてくる〜
こんにちは!ピアノ講師のたつおかゆかりです。
先日開催された「大人の発表会」では、出演された生徒の皆さんが、自分の演奏を振り返ることで、これからの目標をより明確にすることができました。
人前で演奏するという経験は、自分を客観的に見る大きなチャンスでもあります。
今回の発表会は、厳粛なコンサートホールというよりは、ピアノバーの温かく落ち着いた雰囲気の中で行われました。
緊張感よりもリラックスした空気が流れる中での演奏は、大人ならではの楽しみ方ができる、まさに「大人の発表会」らしい空間でした。
当日の様子はYouTubeでもダイジェストとしてご覧いただけます。
この発表会には、ピアノを始めて間もない方から、子供のころに習っていて再び始めた方まで、さまざまな背景を持つ生徒さんが出演されました。
それぞれが違った経験と目標を持ちながらも、「音楽を楽しみたい」「人と音を共有したい」という共通の想いが、会場全体を優しく包んでいました。
演奏を楽しむ観客の方々も、ドリンクや軽食を片手に、音楽に耳を傾けながら、くつろいだ時間を過ごしていました。
スタイリッシュな空間に響くピアノの音色はどこか特別で、大人の感性を刺激する素敵な時間となりました。
ピアノを学ぶペースや練習にかけられる時間、目指す方向性は人それぞれ異なりますが、他の生徒さんの演奏を間近で聴くことで、「自分ももっと努力したい」と感じる瞬間が多く見られました。
特に、同じ教室で学ぶ仲間の存在は大きな刺激となり、励みとなっているようです。
大人になってから楽器を学ぶというのは、子どもの頃のようにはいかないことも多いものです。
新しいことを覚えるスピードがゆるやかになったり、指が思うように動かなかったり…。
それでも、大人ならではの集中力や継続力、計画的な練習によって、確かな成長を感じられるのが魅力です。
しかし、日々一人で練習を続けていると、どうしてもモチベーションが下がったり、目標を見失ってしまうこともあります。
そんなときに発表会のようなイベントがあると、自分の立ち位置を再確認できたり、「こんなふうに弾けるようになりたい!」といった新しい目標を見つけるきっかけになります。
実際に、ある生徒さんは「緊張して思うように弾けなかったけれど、舞台に立てて本当によかった」と話してくれました。
また、別の生徒さん同士は「来年もまたこの発表会で会おうね!」と再会を喜び合い、次回までの練習目標を約束し合う姿も見られました。
一方、ピアノ歴が長い生徒さんは、今回初舞台の生徒さんのひたむきな演奏を見て、「初心を思い出しました」と語ってくださいました。
こうした気持ちの循環や相互の刺激は、音楽を学ぶ上で非常に貴重な財産です。
練習では完璧に弾けていたのに、本番では思わぬ緊張やミスに見舞われる――これは多くの方が経験することです。
しかし、そういった本番の場に立つからこそ気づける自分の課題や、成長へのヒントがあるのです。
今回の発表会でも、それぞれが本番という緊張感の中で自分らしい演奏をし、何かしらの「気づき」や「手ごたえ」を得て帰られたようでした。
そして演奏後に見せてくれた、生徒さんたちの晴れやかな表情、「もっと練習して、次こそ満足のいく演奏をしたい!」という前向きな言葉――それらすべてが、講師としての喜びであり、大きなやりがいです。
音楽は一人で完結するものではなく、誰かと共有することでさらに豊かになるものです。
この発表会を通じて、音楽が持つ力や、仲間とともに学ぶ意義を改めて感じることができました。
次回の発表会も、きっとまた素敵な時間になることでしょう。
ご参加を心よりお待ちしております!