相模原市南区相模大野ボーカルうたレッスン 外国語の歌に挑戦してみよう!
こんにちは。ボーカル講師のさくらいりょうたです。
私のレッスンでは、それぞれの年齢・レベルに合わせたテキストを使いながら、音の遊びやリズム体験、楽譜の読み書きなどを総合的に学んでいきます。
そして、もうひとつ大切にしているのが、“好きな歌を歌う時間”。個々の興味を生かしながら、歌う楽しさを自然に身につけられるようにしています。
その中で最近のレッスンの一例として、年長さんのLくんと取り組んでいる「スペイン語の歌チャレンジ」をご紹介したいと思います。
これはお母様から「外国語の曲を歌ってみたい」というリクエストをいただき始まった取り組みですが、想像以上に学びが豊かで、とてもよい時間になっています。

◆アルファベットが読めなくても大丈夫。耳から覚えるレッスン
スペイン語の曲となると、当然ですが日本語とは発音も文字の読み方も全く違います。
年長さんにとってアルファベットをスラスラ読むのはまだ難しいため、歌詞を“目で読む”のではなく、まずは“耳で覚える”方法を使います。
私が短く歌い、Lくんがその音を真似して歌う。
また私が歌い、Lくんがついてくる。
それを何度も繰り返しながら、音の並び・メロディ・発音を身体で覚えていきます。
この練習は単なる暗記ではなく、
「どういう響きで歌っているのか?」
「口の形はどんなだろう?」
「音の高さの動きはどんなふうだろう?」
と、子どもが一生懸命イメージを働かせる、とても豊かな学びの時間です。
お手本の歌はその場で録音し、自宅でも繰り返し聴けるようにしています。
レッスン外の時間に少しずつ真似してくれることで、次のレッスンではまた大きく前進できます。

◆お手本の「質」が大切だから、講師も日々学び続ける
外国語の歌に取り組むときに最も大事なのは、講師が正しい発声・正しい発音でお手本を示すことです。
レッスンのリクエストには、普段自分が演奏しないジャンルの曲や、触れたことのない言語の歌が含まれることもあります。
だからこそ、講師である私も新しい音楽や言語に触れ、勉強を重ねることが必要になります。
「歌を教える」というよりも、
「まず自分が学び、正しい形で示す」という姿勢を常に大切にしています。
特に子どもは耳がとても敏感で、講師のわずかな発音の癖や音色の違いをそのまま真似してしまいます。
だから私自身が丁寧に音を出し、発声のサンプルとしてふさわしい声を出せるよう準備を怠らないことがレッスンの質を左右するのです。
◆歌えるようになったら、いよいよ「音楽づくり」
メロディと歌詞の音の並びが口から自然に出てくるようになってきた頃、曲の学習は次の段階に入ります。
外国語の歌は、意味がわからないまま歌ってしまうとただの丸暗記になってしまいがちです。
そこで、歌詞のざっくりとした意味、曲に登場する大事な単語を子どもにも理解できる言葉で説明していきます。
「この部分はこういう気持ちで歌うんだよ」
「ここは誰に向かって歌っているのかな?」
「この言葉は明るい感じ?それとも少し悲しい感じ?」
といったやりとりを通して、曲の世界観を一緒に広げていきます。
今日のレッスンでは、曲の雰囲気に合わせてギターを使って伴奏しました。
ピアノとはまた違う温かい音色のギターに合わせて歌うことで、子どもが自然と曲のイメージを掴みやすくなります。
伴奏が入ると、歌の表情づけや声の出し方も変わり、ただの「音をなぞる練習」から「自分で音楽を作る時間」へと変化していきます。

◆外国語の歌も、合唱のパート練習もお任せください
今回ご紹介したように、日本語以外の曲へのチャレンジや、学校の合唱曲のパート練習、音程が取りにくい部分のサポートなど、さまざまなリクエストに柔軟にお応えしています。
「この曲を歌ってみたい」
「外国語の発音を教えてほしい」
「合唱の譜読みを手伝ってほしい」
など、どんな要望でも気軽にご相談ください。
歌を通して新しい言語に触れたり、自分の声と向き合ったりする時間は、子どもにとって大きな成長につながります。
興味を持ったタイミングを逃さず、挑戦するチャンスを一緒に楽しみましょう。
ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。
その子にぴったりのレッスン方法で、歌の世界を一緒に広げていきましょう。
